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死にぞこないの青

今をときめく人気作家乙一のホラー系ファンタジー。

ちょっとした勘違いで嘘をついた形になってしまったマサオは、
勘違いが溶けず大好きだった羽田先生から嫌われてしまう。
先生は他の誰かが宿題を忘れてきたり、授業中騒いでも
すべてマサオの所為にするようになった。
クラスメイトまでもがマサオ虐めに興じるある日、
彼の前に肌の青い狂気じみた少年アオが見えるようになった。

彼の作品は『失踪ホリデイ』と『GOTH』の(多分一番最初の)一編、
そして今回読んだ『死にぞこないの青』しか読んだ事がない。
読みやすい文体なのにストーリーは深くかなり好きな作家なのだが、
中々古本屋に出ないのだ・・・。

昨日の夜中読み始め、寝なきゃいけないと思いつつ結局また4時まで読んでいた。
アオの描写がかなり細かくグロテスクだ。
青い肌、ない片耳、ボンドで止められた片目、傷だらけの皮膚、髪の生えない頭、
裂けた上に縫われた口、拘束衣、ブリーフから出た細すぎる足・・・
アオはマサオの心の一番奥から出て来たものだ。
読んでいくとだんだんアオの気持ちになっていく、
気付くと顔をしかめていて、アオのように不平不満を目に溜めているのが分かった。
でもそれはアオの口が解かれ喋り出すと私とは同調しなくなり、
今度は暴走していくのが怖くなった。
いつか爆発するんじゃないかと、誰かが死ぬのではないかという危惧があった。
終わり方はなんとも乙一らしい感じだと思う。

題材が教師による生徒への虐め。
現在短大で教職課程を履修している身からすると、かなりリアルな話題。
普段授業で問題として取り上げている中でも、一番深刻だと思う。
小説の中にも書かれているが、小学生~中学生位までにかけては先生は絶対的な存在だ。
彼等は世の大人達の代表であり、大人とは間違いは起さないものなのだ。
あの頃を振り返り考えてみると何てずさんな対応だったのだろうと思う事柄もある。
しかし、子どもが教師を絶対視しているからこそ学校という社会は成り立っている。
最近それが崩れ始めている。
何が原因なのかは分からないが色々な事が変り過ぎてしまったのではないかと思う。
現場と規律を考えるところは何故か繋がっていない、
お偉い大人達は理由を付けてたやすく問題を転化してしまう。
何か良い考えはないのだろうか?
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『死にぞこないの青』 乙一

おすすめ度:☆☆☆☆飼育係になりたいがために嘘をついてしまったマサオは、大好きだった羽田先生から嫌われてしまう。先生は、他の誰かが宿題を忘れてきたり授業中騒いでいても、全部マサオのせいにするようになった。クラスメイトまでもがマサオいじめに興じるある日、...

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